NPS研究会の沿革

THE NPS HISTORY

ニュー・プロダクション・システム
THE NEW PRODUCTION SYSTEMの原点

かんばん方式ジャスト・イン・タイムとして知られたトヨタ生産方式が、いかなる業種にも応用出来る経営哲学

つまり、モノづくりの思想ではないかと捉え、電気製品や蒲鉾も自動車と同じ生産方式で行えば、合理化が出来る。

ウシオ電機の木下幹彌氏、オイレス工業の川﨑景民氏、紀文食品の保芦將人氏らを中心にして、1970年代末から

互いの工場で自主研究会を開催し、切磋琢磨しながら進化・向上・発展を目指す活動が始まり、NPS研究会誕生の

起点となりました。

NPS研究会の発足と
入会三条件の規定

1981年1月、新しい生産方式
(ニュー・プロダクション・システム)を確立することを目指して、オイレス工業、紀文食品、オグラ宝石精機工業、
イクヨ、用賀精工社の5社によって、NPS研究会が発足しました。

MIPの設立と
「新しい」NPS経営

1981年10月、会員会社11社の出資により、NPS 研究会の運営母体として、
株式会社 エム・アイ・ピー(MIP)が設立されました。

MIP は「トヨタ生産方式」の生みの親である大野耐一氏を初代最高顧問、その現場における陣頭指揮をとった鈴村喜久男氏を初代実践委員長として迎え入れました。

また、トヨタグループの各現場において改善活動に従事していた指導員たちも実践委員として参加し、NPS 研究会の基盤が築かれました。

2001年3月、トヨタ自動車株式会社と正式に業務提携を締結し、より「新しい」NPS研究会の推進活動が強化され、「第二創業期」を超えて次なる「第二ステージ」での進化・向上・発展を目指しています。

大野 耐一 氏 鈴村 喜久男 氏

NPS研究会の沿革

1980(昭和55)年 6月 木下 幹彌 異業種における「トヨタ生産方式」の自主勉強会を開始
1981(昭和56)年 1月 NPS研究会 設立
木下 幹彌 NPS研究会・理事長に就任
第1回NPS総会 開催
8月 第1回NPS標準作業トレーナー教育 紀文食品・静岡工場にて開催
9月 第1回NPS巡回研究会 オイレス工業・滋賀工場にて開催
10月 株式会社 エム・アイ・ピー(以下「MIP」)NPS研究会の運営母体として設立
1982(昭和57)年 5月 大野 耐一 (トヨタ自工・元副社長 / TPS創始者) 初代最高顧問に就任
7月 木下 幹彌 第2代MIP代表取締役社長に就任
11月 鈴村喜久男 (トヨタ自工・生産調査室元主査) NPS研究会・初代実践委員長に就任
1985(昭和60)年 4月 NPS設備研修所 発足
7月 研究会の月報誌「NPSニュース(現「THE NPS NEWS」)」第1号 発行
1993(平成05)年 7月 第100回NPS巡回研究会 紀文食品・静岡工場にて開催
1997(平成09)年 10月 NPS設備研修所 第50期生修講 総修講者数が330名を超す
2001(平成13)年 3月 トヨタ自動車 MIPと協力関係を樹立し趣意書を手交 MIPの株主となる
6月 山下 正孝 第3代MIP代表取締役社長 / NPS研究会・第2代実践委員長に就任
木下 幹彌 MIP代表取締役会長に就任
2002(平成14)年 1月 NPS設備研修所 新東工業・豊川製作所内へ移設
2005(平成17)年 6月 池渕 浩介 (トヨタ自動車・元副会長) 第2代最高顧問に就任
2006(平成18)年 7月 通算200回目のNPS巡回研究会 朝日ウッドテック・忠岡工場にて開催
2007(平成19)年 4月 第50回NPS標準作業トレーナー教育 三甲・関東第4工場にて開催 総受講生数 1,200名を超す
6月 橋本 高彰 NPS研究会・第3代実践委員長に就任
2008(平成20)年 9月 「NPS研究員」制度 発足
2009(平成21)年 6月 木下 幹彌 MIP代表取締役会長兼社長 NPS研究会・第4代実践委員長を兼務
2010(平成22)年 8月 遠山 保宣 NPS研究会・第5代実践委員長に就任
2012(平成24)年 5月 川﨑 享  第6代MIP代表取締役社長に就任
7月 林 南八(トヨタ自動車・元取締役・技監)NPS研究会・第3代最高顧問に就任
2019(平成30)年 6月 木下 幹彌 MIP名誉会長に就任(~令和元年11月14日)
2021(令和03)年 1月 吉田 敏雄 NPS研究会・実践委員長代行に就任
2022(令和04)年 6月 友山 茂樹(トヨタ自動車・EXECTIVE FELLOW・前副社長)NPS研究会・第4代最高顧問に就任